山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。
『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!
第1章 歴史
第2章 人柄
第3章 おすすめの名曲
第4章 山下達郎のライブ
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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この章では達郎さんの楽曲を
【定番】【隠れた名曲】【鈴木雅之への提供曲】【ジャニーズへの提供曲】【カバー】
とジャンルに分けて5ページにわたって紹介します。
山下達郎さんは、他アーティストへの楽曲提供もしています。その中でも私が一番好きなのが、鈴木雅之さんへの提供曲です。
このページでは鈴木さんへの提供曲と、達郎さん自身によるセルフカバーについてご紹介します。
鈴木雅之とは
名前 | 鈴木 雅之(すずき まさゆき) |
生年月日 | 1956年(昭和31年)9月22日 |
出身地 | 東京都大田区大森西 |
職業 | 歌手 |
デビュー | 1980年『シャネルズ』としてシングル『ランナウェイ』でデビュー。1986年2月16日『ガラス越しに消えた夏』でソロデビュー。 |
サングラスに口髭がトレードマーク。「ラッツ&スター」(旧シャネルズ)のメンバーであり、1983年にリリースされた『め組のひと』はCD売上60万枚以上の大ヒットとなる。1986年に『ガラス越しに消えた夏』でソロデビューし『紅白歌合戦』に初出場を果たす。
▼ラッツ&スター『め組のひと』 |
鈴木雅之さんは、1980年にグループ「シャネルズ」としてデビュー。
その後「ラッツ&スター」と改名し活動します。
1986年にソロデビュー。
グループ時代もソロになってからも、たくさんのヒット曲があります。鈴木さんはソウルフルな歌声で、たくさんのラブソングを歌っておりラブソングの帝王と呼ばれています。
山下達郎さんによる鈴木雅之さんへの提供曲は全部で3曲あります。以下、紹介いたします。
提供曲
おやすみ、ロージー -Angel Babyへのオマージュ-
リリース年月 | 1988年4月21日(アルバム『Radio Days』) |
時間 | 2分43秒 |
収録アルバム | アルバム『Radio Days』 ベストアルバム『MARTINI』 |
『おやすみ、ロージー -Angel Babyへのオマージュ-』は達郎さんの作詞、作曲、編曲の和製ドゥーワップ。
ドゥーワップを愛する達郎さんだからこそ書ける曲。
R&Bのコーラスの一種。1950年代半ばから1960年台初頭のアメリカ合衆国で流行した。メロディー以外の旋律は「ドゥーワ」「シュピデゥビ」などハミング風のコーラスを歌う。
下記、代表的なドゥーワップの曲。
▼ The Penguins『Earth Angel』
▼The Platters『Only You』
鈴木さんの、ソウルフルで濃厚な重めの歌声が、曲とぴったり合っていて本当に素晴らしい。
達郎さんが歌ったバージョン(セルフカバー)は鈴木さんより軽く歌っているのですが、それがまた違った味わいで心地よく感じます。
達郎さんにとっても、とても愛着のある曲でライブでもよく歌っています。
ライブでアカペラで披露されるこの曲の存在感はとても大きいです。
達郎さんバージョンはベストアルバム『TREASURES』『OPUS』などで聴くことができます。
▼ベストアルバム『TREASURES』CD(試聴可)
▼ベストアルバム『OPUS』CD
▼鈴木雅之の『おやすみ、ロージー -Angel Babyへのオマージュ-』をストリーミングで聴く(無料体験有)
Guilty
リリース年月 | 1988年7月21日(シングル『Guilty』) |
時間 | 4分40秒 |
収録アルバム | アルバム『Radio Days』 ベストアルバム『MARTINI』 |
『Guilty』は竹内まりやさん作詞、達郎さん作曲、編曲。許されぬ恋が、都会の情景と共に描かれている曲です。
「Guilty=有罪」というタイトルがとてもドラマティック。
詩の内容とムードたっぷりなR&Bの曲調がとても合っていて本当に素敵。
私は大人な雰囲気のこの曲が大好きなのです。
達郎さんバージョンは、ベストアルバム『OPUS』の初回限定盤のボーナストラックでしか聴けません。
▼ベストアルバム『OPUS』初回限定盤CD
また、この曲はセルフカバーではなくデモ音源となっています。
ライナーノーツ(=CDのジャケットなどに書いてある解説)には「声の音質に難がありますが、すでに元のテープは現存しないのですいません」と書いてありますが全然気になりません。
大好きなこの曲を、達郎さんバージョンでも聴けることがとってもうれしいです。
達郎さん自身もとても気にっている作品だそう。
▼鈴木雅之の『Guilty』をストリーミングで聴く(無料体験有)
Misty Mauve
リリース年月 | 1988年4月21日 |
時間 | 4分36秒 |
収録アルバム | アルバム『Radio Days』 ベストアルバム『MARTINI』 |
『Misty Mauve』は竹内まりやさん作詞、達郎さん作曲、編曲。
この曲は3曲の中で私が、一番大大大好きな曲です。
鈴木さんの全部の曲の中でも一番好きかもしれません。
この曲もまず『Misty Mauve』というタイトルが絶妙で素敵すぎます。
女性ならわかると思いますが、ネイルカラーやメイクカラーでこの名前が使われていて、歌詞にも「無口な君が塗るペディキュア Misty Mauve」とあります。
※Misty Mauve(ミスティーモーブ)はこの色■
このタイトルと詩の世界…まりやさんのセンスが素晴らしい。
カッコいいサウンドで描かれた大人の恋愛模様を鈴木さんが見事なボーカルで表現。
この大好きな曲を達郎さんがレアな曲でまとめたベストアルバム『RARITIES』でセルフカバーした時は本当にうれしかったです。
▼ベストアルバム『RARITIES』CD
セルフカバーって、他アーティストへ提供したものを創った本人が歌うので、どうしても提供された側のアーティストのイメージがついてしまうものだと思います。
鈴木さんほど個性があり魅力的なシンガーだとなおさら。それは楽曲提供者にとっては逆に喜ばしいことなのかもしれませんが。
でも達郎さんの場合は、鈴木さんのバージョンが素晴らしすぎるのはもちろんなのですが、それと同じぐらい達郎さんバージョンも魅力的なのです。
どちらも違ってどちらもいい!
お互いの個性が活きている素晴らしいセルフカバーなのです。
▼鈴木雅之の『Misty Mauve』をストリーミングで聴く(無料体験有)
鈴木さんのこの3曲は1988年のアルバム『Radio Days』に収録されています。
▼アルバム『Radio Days』(画像クリックで商品詳細へ。無料体験有)
さらに1991年のベストアルバム『MARTINI』にも収録されていて、このアルバムはベストと呼ぶにふさわしい捨て曲なしの素敵なアルバム。達郎さんの他にも小田和正さん、大澤誉志幸さんなど作家人も豪華。
▼ベストアルバム『MARTINI』(画像クリックで商品詳細へ。無料体験有)
夜のドライブにもぴったりで、当時は本当に本当によく聴いていました。
この3曲は本当にとっても素敵なので、鈴木雅之さん、山下達郎さんバージョン、どちらもぜひ聴いてみてほしいと思います。
さて、鈴木雅之さんへの提供曲はおすすめすが、達郎さんの提供曲には他にも多くの名曲があります。次のページでは名曲が多い【ジャニーズへの提供曲】を紹介いたします。
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はじめに
第1章 歴史
第2章 人柄
第3章 おすすめの名曲
第4章 山下達郎のライブ
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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