ブラックメタルとノワール文学の関係

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ノワール文学(小説)を知っている方も知らない方も。「ノワール文学とは」から「おすすめノワール作品」までをご紹介。読めばノワール作品に興味が出る事間違い無し。

國谷正明氏による『ノワール文学(ノワール小説)入門』はこちらから

著者:國谷正明

北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。趣味は作曲と爬虫類飼育。好きな作曲家はエリック・サティ。好きな映画監督は深作欣二。好きなアニメはスポンジボブ。好きな学問は民俗学。苦手な調味料はマヨネーズ。敬愛する作家はジム・トンプスン。いいにおいのする文章を書こうと日々苦心しています。お問い合わせはこちらから
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『ノワール文学入門』目次へ  (全16ページ)

 

 

第4章では小説以外で見る事ができるノワール作品について紹介しています。

人間の心の闇を描くための手段は文学だけに留まらず、絵画や彫刻といった美術の分野でも、人間の暗部を題材にした作品が数多く存在しています。それは音楽においても例外ではありません。

第1章で述べた通り(現在のページは第4章)、「ノワール(Noir)」という言葉はフランス語で「黒」を意味します。そして奇遇にも、人間の暗部を描いた音楽の中に、同じくを意味する言葉を冠したジャンルが存在します。

「ブラックメタル」と呼ばれるそれらの音楽はヘヴィメタルのサブジャンル(そのジャンルの下位に位置するジャンル)のひとつで、より過激に先鋭化していくヘヴィメタルの進化の過程の中で、先祖返りをするかのように誕生しました。

 

すこし強引な導入となってしまいましたが、このページでは番外的にノワール文学の音楽版ともいうべきブラックメタルについてご紹介していきます。

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