マカオ観光/ローカルでディープなモデルコース

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マカオはカジノ・世界遺産のイメージが強くありますがそれ以外にも魅力はたくさんあります。本当のマカオを知る事ができる観光ツアーを体験してみません?マカオ在住10年、旅行のプロ・ツアーガイドをしている著者がお届けします!

読むマカオ観光ツアー ~在住10年、旅行のプロが伝えるマカオ~(全10ページ)はこちらから!

著者:越宮椿

マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

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著者プロフィール

マカオ在住10年のツアーガイド。

現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

 

マカオの活気やのどかさを感じることのできる、マカオをもっと深く知るためのローカルでディープな観光コースへご案内します。通りいっぺんの観光では物足りない方に、マニアックで楽しいマカオの魅力をご紹介します。

 

▼ディープなマカオを感じる観光モデルコース

時間 場所 見どころ
午前9時 義字街 市場の活気
午前9時半 カモンエス公園 のんびりとした雰囲気
午前10時 果欄街 ココナッツアイス

 

【午前9時】「義字街」で市場の活気を感じる

▲義字街街市

 

マカオ半島北部のローカルエリア「紅街市(Red Market)」は、街の台所としてよくガイドブックに掲載されています。

 

 

この近くにある「義字街街市(イージーガイガイシ)」はエリア一帯が活気あふれる青空市場で、朝から多くの人が買物に訪れます。多くの人が行き交う様子にエネルギーを感じること間違いなしです。

野菜やフルーツから点心、チャーシューなどのおかず、花、乾物、雑貨や服まであらゆるものが手に入ります。新鮮な果物はトロピカルフルーツやライチなど、季節によって日本ではあまり見かけないものも楽しめます。

初夏からはマンゴスチンやランブータン、竜眼(りゅうがん)、ライチなどがおすすめです。1個からバラ売りをしているので、朝食やビタミン補給に少し買っていくのもいいですね。

小腹が空いたら点心をつまみながら街歩きするのもオツですよ。

 

▼ランブータン

▼竜眼

 

【午前9時半】カモンエス公園で小鳥の鳴き声を愛でる

 

続いてマカオ半島を南下していきます。義字街から10分ほど歩いたところに「カモンエス公園」があります。ここはマカオ最古の公園の1つです。

 

 

明の時代(1368-1644年)からフェニックスの木があり、フェニックス・ヒルとも呼ばれています。

ここは世界遺産の「マカオ歴史市街地区」で、周辺に「カモンエス広場」「カーザ庭園」「プロテスタント墓地」「聖アントニオ教会」といった見どころがあります。※マカオ歴史市街地区は第1章で紹介!

ポルトガル人やイギリス人など西洋人の生活の拠点だった場所ですが、現在では地元の人の憩いの場として愛されており、その東西文化の交流の歴史が世界遺産の見どころに指定されています。

カモンエス広場では、一日中公園や年配の方がおしゃべりに興じており、ローカル感たっぷりののんびりとした雰囲気です。

カモンエス(1524-1580年)は、ポルトガルの有名な詩人です。

 

▼カモンエス(カモンイスとも呼ばれる)

By フランソワ・ジェラールhttp://www.allposters.com/-sp/Luiz-Vaz-De-Camoes-Posters_i1584671_.htm, パブリック・ドメイン, Link

 

公園内には彼の胸像や、彼がマカオを訪れた後に出版した、航海の哀愁を描いた一大叙情詩「ウズ・ルジアダス」をモチーフにした絵柄の石畳があります。

 

▼カモンエスの胸像

 

元々カモンエス公園はポルトガルの豪商マヌエル・ペレイラの邸宅で、現在のカーザ庭園の一部でした。

 

カーザ庭園

マカオの有名な観光名所の一つ。かつて東インド会社も借り入れていたという庭園。

by Tomoaki INABA Some rights reserved

 

朝は公園内で太極拳をするグループや、運動器具を利用してエクササイズをする人々に出会います。

また愛鳥家たちが鳥かごに入った小鳥を持ち寄ってさえずりの美しさを競わせているのもよく見かけます。

さわやかな鳥の鳴き声にのどかなマカオの朝の風景を堪能することができます。熱帯の植物が生い茂る丘を歩いて、新鮮な空気を吸うと森林浴のように気持ちがいいですよ。

 

【午前10時】果欄街とココナッツアイス

 

カモンエス公園から4~5分歩くと「果欄街(グォーランガイ)」があります。ここは古物商が多い通りで、昔ながらの長屋が立ち並んでいます。

薄暗いショーウインドウを眺めるともなく歩いていると、長屋の扉の向こうから麻雀をする音やテレビの音が聞こえてきます。まるで時間が止まったような雰囲気の、ローカルの生活感たっぷりのエリアです。

 

■絶妙な甘みのヘルシーな天然素材を使ったココナッツアイス

ここには「洪馨椰子(ホンヘンイエジー)」という、1869年創業の無添加ココナッツアイスの専門店があります。アイスクリームの原料はココナッツミルク100%、お店で手作りをしています。

 

▼ココナッツアイスとお店「洪馨椰子」

 

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一口含むと、甘いココナッツの香りがお口に広がります。さっぱりとした自然な甘さが、なめらかな植物性のジェラートのようです。

ヘルシーなのにコクがあって、思わずお代わりしたくなるおいしさです。出来立てのアイスが味わえる午前中が、柔らかくて特におすすめです。

いかにも問屋という飾り気のない店構えですから、うっかり見逃さないように気をつけてください。

 

以上、ローカルでディープなマカオを楽しめる観光モデルコースでした。次のページではエキサイティングなマカオを楽しめる観光モデルコースを紹介します。

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