ブラジルと日本の文化の違い ~在住歴17年が語る!あり得ない話が面白い!~

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ブラジルに行ったことはありますか?ブラジルと言えばサッカー・サンバ・カーニバル…でもそれだけじゃもちろんありません!

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著者:パパガイオ

ブラジルの酸いも甘いも知り尽くしている在住歴17年の女性。日本で知り合った日系ブラジル人の主人と子供3人で、ブラジルライフを満喫中です!特にトロピカルフルーツや自由な感じがお気に入り。どんなかな?とちょっとでも気になったらぜひ覗いてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ?

 

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ブラジルと日本の違い

 

ブラジルに滞在すると日本人の常識では考えられない出来事や物に遭遇し、びっくりすることもあるでしょう。

「思うようにならなくて嫌だなあ」と考えるより、この違いに感動し楽しむようにするとブラジルライフが楽しくなってきますよ!

以下では、私がブラジルに来て驚いた日本との違いについて紹介していきます。

 

1 トイレットペーパーは流してはいけない

 

臭いのでは!

とびっくりしますが

「使用済みのトイレットペーパーはゴミ箱に捨て、トイレへ流してはいけない」

というのがここ(ブラジル)での常識です。

 

だから、どこでも大きなゴミ箱がトイレの横に用意されており、頻繁にごみを取り去らなければなりません。

 

▼トイレの横にゴミ箱が置いてある

 

「トイレに流していいトイレットペーパー」もあるのですが、安くて水に溶けないトイレットペーパーが便器を詰まらせてしまう恐れがあるので普通はトイレに流さないのです。

万一詰まらせてしまうと便器ごと取り外す工事をしなくてはいけないこともあるので気をつけた方がいいですよ。

 

2 家の掃除はホースで洗う

 

タイル張りが一般的なブラジルのお家(大理石やコンクリートむき出しの場合もありますが掃除方法は同じです)では、普段は水ぶきをしますが時々家の中を洗ってきれいにします。

 

▼ブラジルの家の例

photo by # Jorge Brazilian #

 

ホースやバケツで床を水浸しにして、堅めのほうきやブラシでゴシゴシこすり、最後に水を家の外へ押しやるのです。

なんとも豪快!ですよね。

 

壁を洗うこともあります。

ブラジルでは赤土がほこりとして知らぬ間にあり得ないほど入ってくるので、たまにこうして洗うとすっきりするんですよ!

 

3 「壁が重要」な誕生日パーティー

 

家族でケーキを取り囲んで子供のお誕生日を祝う、日本では常識のこの光景ですが、ブラジルでは壁が中心となってきます。

壁に風船やキャラクターの絵、子供の名前などを飾りつけ、その前のテーブルにケーキやお菓子、手土産の品々を並べておきます。

 

バースデーソングを歌う時には壁とテーブルの間に誕生日の子が入り、お祝いする人々の方を向くと写真撮影にピッタリのアングルになる、というわけです。

たくさんの人がお祝いに来てくれるからこそのアイディアですね!

 

▼誕生日会の壁のイメージ

 

4 食べ物を混ぜるのがおいしい

 

ブラジルの食べ物についてはこちらでも紹介しましたが、一皿にいろんなものを盛り付けて食べるのが一般的です。

 

▼ブラジルの一般的な昼食(写真:著者)

 

一皿に盛ってはいても、日本人ならそれぞれの物が別々にどんな味なのかまずは味わってみようと思いますよね。

多くのブラジル人はそんなことはお構いなしでそのまま一緒に食べてしまいます。

全部をかき混ぜて食べる強者までいるのにはびっくり!

 

私の主人(ブラジル人です)も「かき混ぜて食べる派」で、日本風煮物とブラジルの煮豆を混ぜる姿に私は唖然としてしまいますが、おいしいものを組み合わせるとおいしさが増すのだとか、、、

作る側は複雑な気分ですが、、、

まあいろいろ試すのも経験かもしれませんね!

 

 

5 レンタル夫が普通に存在する

 

その辺の広告に普通に「レンタル夫(marido de aluguel)」とでかでかと書かれているのを見たときはドキッとしました。

レンタル彼氏ではなくレンタル夫で、しかもブラジルですからどこまでサービスするのだろうかとあらぬ想像をしてしまったのです(笑)

 

でも実際には家のこまごまとした修理を引き受ける修理屋さんでした。

なんだかホッとしたようながっかりしたような妙な気分になるのは私だけでしょうか?

借りると水回りや電気関係、ペンキの塗り替えや改築、家具の取り付けや組み立てなどを引き受けてくれます。

「夫のふりをして人に会う」というサービスはないのでとても健全ですね。

 

6 レジ係の態度が大きすぎる

 

日本のレジでは店員が礼儀正しく一点一点値段を読み上げたりして、せわしく働いてくれますが、ブラジルのレジ係は椅子に腰かけニコリともしないことが多いです。

バーコードを通して反対側に送るだけで、せわしく働くのはお客さんの方です。

カートから商品をレジ台に移し替えるのも客、袋に入れるのも客。

 

一生懸命袋詰めにしている時に

「はい、カードを取って」

とせかされるとイラっときますが、私は「袋詰め競争」自己新記録を目標にして楽しく乗り切っています!

 

7 電気シャワーが怖い

 

ブラジルのシャワーはガスで温めているのではなく電気で温めるものが一般的です。

見えないところで温めてくれれば問題ないものを、シャワーの電気線(時にはコンセントまである始末。)が水場にごく近い所にあるので感電しそうでとにかく怖いのです。

はじめは勇気がいりますが、一度安全を確認できれば後はこちらのものです!

早く慣れてしまいましょう。

 

▼日本の電気シャワー


 

8 ヌーディストビーチが本当にある

 

世界のどこかにはあるだろうと思っていたヌーディストビーチですが、こちらに来て身近なところにあると知った時にはびっくりしました。

それほど数が多いわけではないですが、ブラジルにもいくつかあるようです。

 

実は新婚の若い時に主人と一度行ってみたのですが、「自然に帰る」といった表現がぴったりで、現実世界からの開放感がとてもよかったです。

 

他はどうか知りませんが、私が行った所はカップルでないと入れないだけでなく、カメラや携帯なども禁止、だからわいせつな事を考えている人は全くおらず、ただ自然を謳歌している人だけなのです。

自然に興味があるので人の事なんか見ていませんよ。

 

人数も多くなく穏やかな海と一体になっていると

「どうしてみんな服なんて着るようになったのだろうか、特にスカートなんて私は女ですよとアピールしているようで逆に恥ずかしいじゃないか」

とさえ思うようになっていました。

 

ビーチにはバール(お酒やおつまみが楽しめるお店)があったので飲み物を注文したら、ちゃんと服を着たウェイターが運んできた時はさすがに叫びそうになりました。

これはひどい。

せめて葉っぱ一枚とかにしてくれれば、急に現実に引き戻されたりはしなかったのですが、、、

 

9 お行儀よく並ぶのがバカに思える瞬間がある

 

最近のブラジルではどこも車が急激に増加していて、ラッシュ時の渋滞が問題になっています。

特に2車線が1車線になるところは必ず混みます。

 

▼2車線が1車線になるところ

 

場所によっては正しい車線で順番待ちをしている車の前に、2車線ある反対車線の1車線を使って追い越しをかけた車が割り込んでくる所があります。

 

 

明らかに違反なのにそちらの反対車線に列ができ、どんどん割り込むので正しい車線の方が全然進まないのです。

こんな時はちゃんと並んでいるとバカを見ているようですが、日本人の私はどうしても違反ができないので考えを変え

「ここで徳や運を貯めてるんだ、ラッキーだ」

などと思うようにしています(笑)

 

海外生活ではいろいろ考えられないことがあります。

思うようにならない時はいつもこういう風に思うと乗り切れますよ!

 

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著者:パパガイオ

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