はじめに ~クラシックコンサートの敷居は高くない~

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クラシックコンサートに興味があっても「敷居が高い」「拍手のタイミングとかわからない」などの不安から、行くことを躊躇している方も多いのではないでしょうか。そんな不安を払拭し、さらにはより楽しむ方法をお伝えします。

クラシックコンサート初心者入門こちらから!

著者:めーぷる

国立大学医学部生。プログラマーとライターの仕事も手掛ける。幼少期からピアノとヴァイオリンを習っており高3の夏頃まではプロのピアニストを目指していた。クラシック音楽、ジャズ、洋楽と幅広いジャンルの音楽に親しむ。お問い合わせはこちらから

 

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クラシックコンサートの敷居は高くない


photo by Antonio Castagna

 

「皆様はクラシック音楽のコンサートに行ったことがありますか?」「普段から定期的に足を運んでいる方はいらっしゃいますか?」

このような質問をすると私の経験上多くの人から「クラシック音楽のコンサートは行かないなあ……。」という回答が返ってきます。

クラシック音楽のコンサートが大好きな私からすると大変心苦しいのですが、これが現状です。

しかも、クラシック音楽に親しみがないなら、コンサートに行かないのも理解できるところですが「クラシック音楽は聴くけれども、わざわざコンサートにまで足を運ぶ気にはならない」という人も一定数いるのです。

 

おそらく足を運ぶ気にならないのは「クラシックコンサートの敷居が高い」と考えているのが要因だと私は思っております。

しかし、クラシックコンサートは決して敷居の高いイベントではなく、クラシック初心者の方も楽しむことができるのです。クラシックが好きならば是非、会場に足を運んでコンサートならではの楽しみを知っていただきたいのです。

このWebonでは、クラシックのコンサートの魅力、選び方、楽しみ方、鑑賞方法などについて詳しくご説明いたしします。

きっと。敷居が高いように感じていたクラシックコンサートのイメージが代わり、さらに魅力を知ることで「ぜひ行ってみたいな」と感じることができるはずです。

 

【編集部コラム】クラシック音楽は難しくない!身近にあるクラシック!
そもそも「クラシック音楽」自体が敷居が高いと思っている方もいるかと思います。ただ、クラシック音楽は生活のあらゆるシーンで耳にする身近な音楽なのです。

ショパンの「バラード1番」は平昌オリンピックで、フィギュアスケートの羽生結弦選手が使用しておりました。

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▼ショパン「バラード1番」

バッハ「トッカータとフーガ」は、テレビ番組などで何かで失敗したシーンに流れるBGMです。

▼バッハ「トッカータとフーガ」

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」はとても有名なので、誰しも一度は聴いたことがあると思います。

▼チャイコフスキー「くるみ割り人形」

以上のように、クラシックは日常生活で耳にすることのある身近な存在です。より詳しくクラシックについて知りたい方は、このWebonと同じ著者のめーぷる氏が手掛ける「クラシック音楽初心者入門」をご覧くださいませ。

 

私の想い

 

私は現在、国立大学の医学部に通っていますが、以前はプロのピアニストを目指していました。

私は幼少期からピアノとヴァイオリンを習っていました。小学生の頃くらいには将来プロの音楽家になることを意識し始め、一生懸命に打ち込んできました。

高校3年生の夏頃までずっと、プロのピアニストを目指して練習に励み、実績を積むために数多くのコンクールに出場しました。

 

しかし、その後私は進路について悩みます。音楽の世界は華やかである反面、生活できるレヴェルまで到達するのは難しく、きわめてシビアな世界であるということに気づいたのです。そして、受験の道を選び大学生になりました。

結果的にプロにはならなかったとはいえ、長年クラシック音楽に関わってきたからこそ、お伝えしたいことがたくさんあるのです。やはりそれも、私が現在もクラシック音楽を愛してやまないからなのでしょう。

クラシック音楽の初心者の方に、私の学んできたことを少しでも皆様に還元することができれば幸いです。そして、クラシック音楽が皆さんにとってより身近な存在になることを願っています。

 

さて、次のページではクラシックコンサートの楽しみ方についてお伝えします。初心者の方も。きっと興味がわいて実際に足を運びたくなることでしょう!

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