Endless SHOCKのストーリー

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

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著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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Endless SHOCK(エンドレス ショック)は、テレビや雑誌などでは華やかなショーの部分が注目を集めますが、実際にはどんなストーリーなのかよく知らない方も多いのでは。

このページでは「Endless SHOCKのストーリー」について詳しくご紹介します。

 

出演者で変わる役名

 

ストーリーをご紹介する前に役名についてご説明いたします。

 

Endless SHOCKではライバル役の名前は、演じる方によって変わります。

ライバル役が屋良朝幸(やら ともゆき)さんだった場合は、名前が「ヤラ」に。

ライバル役が内博貴(うち ひろき)さんだった場合は、名前が「ウチ」になります。

 

本ページのストーリー紹介ではライバル役を「ウチ」とさせていただいております。

私は今までに内博貴さんバージョンを多く観ていて、内さんのライバル役が大好きなのでライバル役には内さんを想定しています。

ここでは出演者にこだわらず、あくまでもストーリーを知っていただければと思います。

 

▼内博貴氏

▼主な役名

役名
主人公 コウイチ
ライバル ウチ
劇場のオーナー オーナー
オーナーの娘 リカ

 

ストーリー

第1幕

 

ブロードウェイを目指すコウイチ率いるショーカンパニー。

 

ブロードウェイ
アメリカの舞台芸能の中心地。

<筆者補足>ショーカンパニー

ショーカンパニーは、日本語訳すると「劇団」などの意味があります。

「劇団」というと、一つのお芝居を最初から最後までやるイメージですが、光一たちのカンパニーは、ショー・レヴュー(演芸)などのイメージです。

ショー・レヴューはいくつもの演目を披露している感じで、劇中では「カンパニー」という言葉で通しているので、これを日本語で「劇団」というのはSHOCKファンとしては違和感があります。

「ショーカンパニー」を日本語で表現すると「劇団のようなもの」になるかと思います。

 

毎日オフブロードウェイ(=ニューヨーク・マンハッタンにある小さい劇場)の小劇場で華やかなショーを繰り広げます。

そんな中の休演日、みんなでブロードウェイへ遊びに。

そこで魅力的なパーカッショニスト(石川直)と出逢い、自分たちのショーに組み込めないかとコウイチ。

 

パーカッショニスト石川直
「パーカッショニスト」は打楽器奏者のこと。石川直氏は役で演じているだけではなく、自身もパーカッショニストである。

▼石川直氏

 

また、そこではコウイチとコウイチ率いるカンパニーを絶賛する新聞記事が。

オーナーは、ブロードウェイの大劇場「インペリアルガーデンシアター」からショーへの誘いがあることをみんなに明かします。

浮かれる仲間たち。

 

コウイチは「大劇場だからいいとは限らない、最高のショーを創るために必要な場所…俺はそこを目指すだけ。」と。

 

コウイチにライバル心を燃やし、メジャーになりたいウチにとっては大きなチャンス。

冷静に「周りが見えなくなったらおしまいだぞ。」と言うコウイチとウチは不穏な空気に…。

 

半年後、ブロードウェイのステージに立つコウイチ率いるカンパニー。

ショーを開けて半年も経つのに満員で大盛況。

そこへトラブルが…。

 

–以下ネタバレ的な内容を含む–

※読みたくない方は次のページ(ネタバレしたくない方用のページ)へ

 

公演中。

2幕の演目「ジャパネスク」まであと15分。

 

楽屋ではセットが舞台袖に引っ掛かるトラブルがあり、自分が出トチリ(=演劇中で出るのに失敗すること)したのはスタッフのせいだと怒り心頭のウチ。

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「ステージは生き物だ、何かあってもそれに対処するもの。踊ってたって、歌ってたって、周りが見えてなきゃいいものは創れない。Show must go on 何があってもショーは続けなければならない」

と言うコウイチ。

 

ウチは、今までの鬱憤を爆発させコウイチと大喧嘩に。

 

「お前はもうステージに立つな!」とまで言われたウチは、2幕で使う刀を手に取り「Show must go onかよ」と吐き捨てるように言い楽屋を後にする。

 

2幕ジャパネスクでは、コウイチとウチの壮絶な殺陣のシーン。

 

▼殺陣のイメージ

 

本来はハッピーエンドで終わるはずのジャパネスク。

 

しかしコウイチがウチを追い詰めたところで、ウチが刀を落としてしまう。

機転を利かせて仲間がウチに予備の刀を持ってくる。

コウイチが受け取りウチに渡す瞬間、コウイチはそれが真剣(本当に切れる剣)だと気付く。

 

不敵な笑いを浮かべるウチ。

 

それを見たコウイチはセットに刀を突き刺し、ウチに「抜けーーーーー!!」と叫ぶ。パニックになったウチはその真剣を抜き、コウイチを刺してしまう。

 

血まみれのコウイチはセットの大階段から転がり落ちてしまう、そこで演目「ジャパネスク」の幕が下りる。

 

第2幕

 

事故から1年、コウイチは病院のベッドの上にいる。

 

ウチはショーが終わるといつもコウイチの病室を見に行っていた。

ウチはいつも同じ夢を見る。

夢の中では、コウイチが以前からやりたがっていたシェイクスピアが演じられていた。

「ハムレット」「リチャード3世」は現実の自分とリンク(どちらも「王位を狙って王を倒す」という内容が入っている物語)していて、ウチはいつも後悔と懺悔の想いに苦しめられていた。

 

シェイクスピア作品と自分(ウチ)がリンクするシーンは見所!次のページで解説! シェイクスピア作品と自分(ウチ)がリンクするシーンは見所!次のページで解説!
シェイクスピア
イギリスの劇作家。「ロミオとジュリエット」「ベニスの商人」など数多くの傑作を残す。「ハムレット」「リチャード3世」は共にシェイクスピアの作品。

 

–以下ネタバレ的な内容を含む–

※読みたくない方は次のページ(ネタバレしたくない方用のページ)へ

 

病院で「コウイチが亡くなった」と告げられるオーナーとリカ。

劇場へ戻ると、そこにはなぜか元気なコウイチの姿が…。

コウイチは入院していた際の記憶が無いという。

 

事故の後、カンパニーはオーナーの小劇場へ戻ったが、ウチは一人、インペリアルガーデンシアター(大劇場)でショーを続けている。

ウチを気にかけるコウイチは、リカ、仲間と共にウチのショーを観に。

 

ウチのショーに飛び入りしたコウイチにマスコミの取材が殺到。

ウチは一人歓喜の輪から外れている。

 

「コウイチのすごさは俺が一番わかってる。お前さえいなきゃ…なんで戻ってきたんだよ!」

 

そして「自分が予備の刀を真剣にすり替えた」と告白し、コウイチへの憧れ、嫉妬、報われないリカへの想いをぶちまける。

 

「どんなことがあってもショーを続けろ」と言っていたコウイチ、でもコウイチは立ち止まることも必要だったと気付く。

そして、コウイチは自分が病院で息を引き取っていたことを知り、自分にはもう残された時間がないと悟る。

コウイチとウチは和解し、もう一度一つになったカンパニー。

 

演目「夜の海」を演じた後に、コウイチは消えていきます。

 

コウイチは自分がいなくなることを知りながら、最後の瞬間まで命を燃やしショーに全てを捧げます。

 

この第1章ではEndles SHOCKの「歴史」「ストーリー」などの基礎知識についてお伝えしてきましたが、次の第2章からEndles SHOCKの数々の見どころについて解説いたします。

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著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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