クラシックコンサートの客層 【鑑賞方法⑤】

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クラシックコンサートに興味があっても「敷居が高い」「拍手のタイミングとかわからない」などの不安から、行くことを躊躇している方も多いのではないでしょうか。そんな不安を払拭し、さらにはより楽しむ方法をお伝えします。

クラシックコンサート初心者入門こちらから!

著者:めーぷる

国立大学医学部生。プログラマーとライターの仕事も手掛ける。幼少期からピアノとヴァイオリンを習っており高3の夏頃まではプロのピアニストを目指していた。クラシック音楽、ジャズ、洋楽と幅広いジャンルの音楽に親しむ。お問い合わせはこちらから

 

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クラシックコンサートに普段足を運ばない方は「一体どんな人が来ているの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

このページではクラシックコンサートの客層について紹介します。クラシックコンサートの雰囲気をつかむのに役立つかと思います。

 

1 楽器を習う子供とその親

 

クラシックコンサートで良く見かけるのが、親子連れで来ている家族です。

このような家族の場合、子供が楽器を習っている場合が多いようです。楽器を習っている子供にとって、コンサートでプロの演奏を目の前にすることは、何よりモチベーションにつながります。

「将来、自分もこんなふうになりたい!」

と思うことで、普段の練習にもより一生懸命取り組むことができるでしょう。

 

また、親に楽器の経験があり、親が子供にも習わせたいと考えている場合もあるようです。

子供向けのプログラムが組まれたコンサートに連れていくことで、音楽に対して楽しいイメージをもってもらい「音楽を習うきっかけづくりにしたい」と考えているのでしょう。

実際、私が通っていたピアノ教室でもコンサートがきっかけでピアノを始めた男の子がいました。好奇心旺盛な子供にとっては刺激的な体験となりうるのでしょう。

 

2 音楽家を目指す学生

 

コンサートには意外と若い人もいるのです。

若い人の場合は、単に趣味としてコンサートに来ているだけでなく「将来は音楽家になる」と決心している音高生・音大生(音楽高校・音楽大学の生徒)である可能性があります。

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私も音大志望だった頃はその一人でした。

 

音高生・音大生にとって、クラシックコンサートに足を運ぶことはモチベーションアップにつながります。それだけでなく、プロの演奏を見て自分の演奏の参考にしようとしていることが多いようです。

多くのプロの演奏を聴くことで、自分の演奏を多角的に見つめ直すことができるのです。

 

3 クラシックの教育関係者

 

クラシックコンサートに足を運ぶ人の中には、講師の方など、クラシック音楽の教育に携わる人もいます。

自分の生徒がコンクールで演奏する曲がプログラムに含まれているコンサートに足を運び、自らの指導に役立てようとしている場合もよくあります。

また、コンサートに出演する方から直々にお誘いを受け、コンサートに足を運ぶという場合も少なくないようです。

 

4 クラシック好きのお年寄り

 

クラシックコンサートに足を運ぶ人の中にはクラシック音楽が好きなお年寄りも少なくありません。

若いうちはポップな音楽をよく聴く人が多いですが、年を重ねてくると、そのようなテンションが高めの曲から、クラシック音楽のような落ち着いた音楽にシフトしていく人が少なくないようです。

コンサートに行く理由として、まだまだYouTubeを日常的に利用するお年寄りがそれほど多いわけではないことも挙げられるのかもしれません。

 

クラシックコンサートというのは、趣味で楽しんでいるような人から、本格的にクラシック音楽に取り組んでいる人まで、幅広い層が楽しんでいます。

クラシック音楽に詳しくなくても楽しめるイベントなので、気負う必要など全くないのです。

以上、このWebonではクラシックコンサートの楽しみ方や鑑賞方法などをお伝えしてきました。敷板が高くないことが伝わり、実際に会場に足を運んでいただければ幸いです。

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